|
|
|
|
|
|
明るい未来をかんじる歌
(がんばろういつまでなにをがんばろう)岡方大輔その上に月
岡方大輔
恋をしてコロナに怯える僕たちを未来はなんと名付けるのだろう
小田切拓
待つ春は幾たびあるやいそいそと春咲く花苗買いに出かける
髙橋素子
つぎつぎと言ひたいことがあるらしく幼き喉はふるへつづける
熊谷 純
ゆめひとつ叶へたやうな気がしますありがたうわたしもう大丈夫
佐山加寿子
まつしろな未来を空を 脳髄まで洗はれ秋の美容院出づ
伊藤美枝子
風船が逃げゆくたびに子供らは泣き顔見せて大人になりぬ
大倉千古
気がつけば緑の中に佇みぬいずれの木にか打ち明けむとて
須鎗美鶴
青きデニムのマスクはづして木の下にキンモクセイを深呼吸する
細井誠治
てふてふとゆらぎ翔(と)べるを追ひかける児の先に待つ未来とは何
鈴木良明
※ 十首目の( )内は前の語句のルビ。
|
|
|
|